石井大智よりブラジル訪問のご報告

2018年2018年12月4日(火)~18日(火)、皆様からのご支援もいただき、石井大智投手が南米ブラジルへを訪問しました。
昨年5、6月にJICA四国支部の協力で南米からの日系人の野球指導者研修を行いましたが、研修で来日していた渡辺哲郎さんに現地コーディネートをしていただき、4都市を訪問。また、元高知ファイティングドッグスの水野ジョナタン正一(ブラジル クリチバ出身)や、ザック・コルビー(アメリカ出身)も合流し、石井選手とともに現地、野球人との交流や野球教室、ゲームに参加し、国際スポーツ交流を行いました。

以下、石井大智選手から皆様へのご報告です。

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『まず始めに「石井大智ブラジル基金」にたくさんのご協力をいただき、本当にありがとうございました。野球道具をブラジルへ届け、現地の子どもたちに喜んでいただくことができました。皆様のおかげです。
今回、現地ではサンパウロ、ロンドリーナ、クリチバ、クイアバの4カ所での野球教室、そして、JICA野球隊員さん、在ブラジル日系野球チームの方々との交流をさせていただきました。ブラジルはサッカーの印象が強く、野球はそこまで人気ではないのかなと思っていました。しかし、実際現地に行ってみると思っていたよりも野球のレベルも高く、球場には非常に多くのお客さんが試合観戦に訪れていました。野球教室をやらせていただいた中で一番感じたことは多くの人が野球をもっと上手くなりたいという強い気持ちを持っているということです。これは選手はもちろん、指導者の方も積極的にトレーニングや体の使い方などを吸収しようと質問してくれていました。
しかし、ブラジルでは選手に対する指導者の古い考え方が固定されてしまい、選手が思うように野球ができないという状況が続いているそうです。このことは近年、日本でも問題視されている部分でもありますが、問題解決にはまだまだ難しい状況のようです。そのため、昨年の5月に行った(南米から日本への)「指導者研修」なども重要だと感じました。
また、ブラジルでは裕福な人しか野球ができず、野球ができたとしても割れてしまった金属バット、縫い目が切れてしまっているボール、皮が剥がれたグローブなど十分な道具が揃っておらず、非常に危険な状態でプレーをしているチームが多くあると言います。JICA野球隊員の方も日本から道具を持ってきているとは言っていたのですが、それでも道具が十分ではない状況が続いているそうです。今回、皆様にいただいた基金と球団からボールなどの野球道具を提供させていただきましたが、特に選手たちがとても嬉しそうに使ってくれていました。改めて、自分たちは本当に恵まれた環境で野球ができていることを実感しました。
今回、このような経験をさせていただき、本当に感謝しています。現地に行って実際に肌で感じることで、初めて気づけたこと、改めて実感することが多くあり、とても貴重な経験になりました。今後も球団としても、私自身としても、海外との交流に携わっていきたいと思っております。本当にありがとうございました。』

石井大智